プロフィール

●1951年 綾瀬市吉岡に生まれる
● 綾瀬小学校、綾瀬中学校、厚木高校、
 上智大学文学部社会学科及び法学部法律学科卒業
●1977年 神奈川県庁に入庁。以来、都市計画、
 環境アセスメント、政策調整、行政改革等を担当。
 教育委員会管理担当課長、介護国民健康保険課長、
 高齢福祉課長を経て退職(2006年3月)
●2006年4月 綾瀬市教育長就任
●2009年1月 綾瀬市副市長就任
●2016年3月 副市長退任
●2016年7月 市長就任



支援者の皆様へ

 日頃からご支援いただき、誠にありがとうございます。
 私は、市長就任以来、少子高齢化や人口減少社会の中で、綾瀬市が将来に向けて持続可能な都市として発展していくことを目指し、市民の皆様と一緒に、誠心誠意、市政に取り組んでまいりました。

 昨年は、市制施行40周年を迎えるとともに、本市の悲願でありました空母艦載機部隊の移駐が3月に完了し、厚木基地の航空機騒音解消に向けた、関係者の努力が実を結んだ節目の年でありました。
 次の50周年に向けて、本市は新たなスタートを切りましたが、これからの10年は、少子高齢化や人口減少が本格化するなど、大変重要な年になると考えています。

 平成31年度においては、来年度上半期に開通予定の(仮称)綾瀬スマートインターチェンジを生かしたまちづくりを進めるため、地域経済発展の契機となる「道の駅」整備を進めます。今年1月には、本市を舞台に地域発信型短編映画を撮影しましたが、これを4月に開催される沖縄国際映画祭に出品するなど、市の知名度向上と地域活性化につなげてまいります。
 また、女性活躍の推進に向けた環境整備を進める中で、長年の課題であった、子どもの病気や病気回復期に一時的に預けることができる「病児保育施設」を、来年4月に開設する予定です。
 市内を南北に流れる目久尻川流域には多くの魅力があります。「神崎遺跡」をはじめとする文化財、サイクリングロードや公園などを一体的に活用する「目久尻川文化ゾーン構想」を策定し、地域の活性化につなげてまいります。
 外国籍市民が多く生活されているのも本市の特性です。今後、更に外国人材の増加が見込まれる中、地域社会の構成員として共に生きていく「多文化共生社会」の実現に向けた施策も充実していきたいと思います。

 さて、私は年頭に平成31年をあらわす思いとして、「健(けん)」という文字を選びました。これは「健康」や「健全」、「健やか」といった意味で選んだ1字であります。
 本市は、元気高齢者が多くいらっしゃいますので、70歳、80歳になっても、地域活動を通して「健康」を保つとともに、地域を支えていただきたい。子どもたちには、「健やか」に成長して将来の綾瀬を支える担い手になって欲しい。そして何より、市民一人ひとりが「健康」であり続けるよう切に願っています。
 また、一層厳しくなる財政を取り巻く環境の中にあっては、「健全」な財政運営が当然のことでありますが、削減一辺倒ではなく、地域経済の活性化や都市基盤の整備など、将来を見据え、投資すべきところには、しっかりと投資してまいります。

 市政を担い3年目の年を迎えました。市民の皆様にお約束した「活力と魅力に満ちた綾瀬」の実現に向け、綾瀬の特色を最大限生かし、綾瀬ならではの施策に積極的に取り組み、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。

                              綾瀬市長 古塩 政由